木造に特化しようとした後に「伝統構法」に着目したお話は前にさせていただきました。 実際にそれを現実的に提供するのは7~8年前では法律の壁や私の知識の不足があり、前に進めるには無理がありました。 その時に目に留まったのがこの「板倉構法」(落とし板壁構法)でした。
一番のポイントは柔らかい構造という事です。 そのときに傍らにあった平嶋義彦先生(元名古屋大学教授)の「落とし板壁の構造特性」の論文を何回となく読み、 『日本の気候風土、そして地震に強い』という確信を得る事が出来ました。昔から伝わる木構造は木の特性である「粘り」に期待をしていました。 それは木のめり込みであったりします。そして、表面に露出する木は多湿の日本の気候には最適な調湿効果があります。


